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第157回『まちむら興し塾』 2018年8月15日 |
テーマ
東北災害復興支援 大船渡市盛町活性化インターシップ体験 |
コメンテーター
東洋大学 観光学科 3年 吉田 彩 さん |
『まちむら興し塾』当日風景・参加者写真 |
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表 裏 |
インターシップ募集の案内 ⇒ クリックするとそれぞれ拡大できます。 |
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● はじめに |
2011年3月11日の東北大地震を仙台の家で体験して、東北
の甚大な被害を目の当たりにして、自らの手で、何か、手伝える機
会がないかと探していた1年生の時に、ボランティア活動に参加の
エントリーしていた予定が、台風の影響で中止となってしまった。
その後、新たな機会はないかと探していたところ、復興庁の支援
プログラムの中に、岩手県大船渡市の活性化のために地元企業での
インターシップ活動を通しての貢献策を考えようという、学生対象
の募集を目にして、応募。
復興庁から受託したNPO法人Wizが地元でインターシップ受
入企業として29社が紹介されていjました。
その中から、旅好きの吉田さんの興味がある旅行者向けの企画が
できそうだと興味を持ったのが、アローリンクス株式会社でした。
そのアローリンクスのスタツフの協力を受けながら、成果を挙
げることに挑戦した活動のご紹介です。
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※ インターシップ紹介企業 |
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1.インターンシップ概要 |
復興・創生インターンシップに参加。岩手県、宮城県、福島県の
被災地企業を対象とした実践型インターンシッププログラム。
復興支援事業受託先NPO法人WIZがインターシップ受入企業
29社の企業から学生が希望を選択し、面談・面接を経てマッチ
ングを深めて企業を決定する。
そこから、1か月~1か月半のインターンシップに参加した。
期 間 2018年2月13日~03月14日の1ヶ月間
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2.参加動機 |
東日本大震災を経験し、大学に入学してからボランティアに参
加したいと思い、一年生の時にボランティアに行く事が決まって
いたが、台風によりボランティアが中止になってしまった。
白分か被災地で力になれる事、盛り上げられる事をしたいと考
えたため。
その頃、旅行のキュレーターサイトで、東北地方の記事の編集
の長期にインターンをしていた。
また、観光情報サイトに関しても興味があったため。
※ キューレーター
収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて
共有すること
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3.インターンシップ先の説明 |
アローリンクス株式会社 2010年11月1日に設立
代表取締役 川原夕輝 社員数12名
地元密着の「おおふなこポータルサイト」運営
◇ 主な業務
・システム開発、 ・WEBサイト制作、
・モバイルアプリの制作 ・ITコーディネート
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4.アローリンクスでのインターン内容 |
地域密着のポータルサイト「おおふなこポータル」を使って盛
り上げる! |
5.おおふなこポータルとは |
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● オオフナコ(大船渡)が大好きな女性)が地元のお店に取材に
行き、お店に関する記事作成。
● 一般の方も会員登録することで、記事の回覧と投稿が出来る。
● 大船渡で行われるイベントに関わる情報、県外の大船渡に関
わる情報も発信している
⇒ 理想⇒Facebook・Amazon
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◆ 企業の課題 ◆ |
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1)おおふなこポータルの現状 |
ページビュー 1月14日~2月13日 平均 78
投稿会員 299人
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2)目標 |
● 投稿会員を300人増やす
ー人目標: 100人
今年度3月31日までに : 1000人
● 取材記事作成一人1件以上:サイトの充実化)
● おおふなこポータルの閲覧数のアップ
⇒インターン期間中30件以上投稿
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◆ 活動内容 ◆ |
◆ 1週目(2/14~) |
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◇ 観光の推進
① 写真集の掲載を追究
⇒ インスタ映えするスポットが無い
② インバウンド客誘致
⇒ 外国人が興味を持てるような情報が無い
* 提案できそうなものは、岩手県として
関心が出始めた釜石で開催される、ワールドカップラグ
ビーの情報くらい
▼ ▼ ▼
サービス業・ホテル・観光関連者、留学生の参加による
インバウンド誘致のためのワークショップ開催
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◆ 企画詳細内容の決定 2週目(2/21~) |
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● 公共交通機関の運行時間 |
※ 長距離バスが、早朝発、夜遅い到着で運行されているが、
その時間帯にオープンしているが少なく、利用したくても
利用ができない。
その観点で利用可能の店の案内を掲載する。 |
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サン・リア SC前
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発
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着
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高速
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釜石 ←→ 池袋
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21:25
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7:02
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大船渡 ←→ 仙台
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6:32
8:32
15:25
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11:09
17:19
21:39
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市内
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立根←→竹駒駅前
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12:43
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9:37
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綾里駅前←→立根行
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7:48
10:53
14:58
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8:43*
12:43
16:13
17:43*
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崎浜←→大船渡病院
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7:56*
8:41
9:11*
10:41
15:54*
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7:23*
13:38
17:58*
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◆ 3週目(2/18~)◆
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◆ 4週目(3/7~) ◆ マップの付加価値付け |
※ BRT : バスを基盤とした大量輸送システムのこと |
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● QRコードを取り入れて案内
*ケセンの方言を知ってもらう
*一部の食事処
*BRTの乗り方
● インバウンド向けに英語で表示・案内
食事処・ショッピング店名、公園・川名を表記
裏面の案内に住所・電話番号・営業時間などを記載 |
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【 嬉しい 成果 】 |
3/10大船渡温泉椿風呂企画で上記動画のQRコードを添付し
たマップを初配布(参加者26人)
⇒ その日にマップを持った8人が【喫茶まいど】に。 |
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● 学びと成長と反省 |
▼ やらなければならないことが多く、うまく運べなかった
▼ スケジュールの変更に対応する管理能力不足
▼ 入稿期限がぎりぎりになり、実現ができなかった項目があって
心残り
⇒ ゆとり
▼ チーム組織での取組に際してコミュニケーション不足
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◎ 良かった点 |
ひたすら前向きに行動した。 |
6.インターンシップを通して |
このインターンシップで気がついたことは、自分ごと化の大切さだ。
アルバイトでは、自分が事業をするわけではなく、任された仕事を行っていく。
しかし、今回の場合は、自分が主体となって取り組み、スケジュール管理まで行った。
しかし、社員さんが仕事のかたわら、私たちにアドバイスをしてくれるという形で、周りの状況を気にしすぎてしまい、コミュニケーションがおろそかになってしまった。
入稿期限がぎりぎりになってしまったり、自分がいっぱいいっぱいになってしまった。
どうやって自分の仕事を楽しめるかがとても重要なのではないかと考えた。
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7. 追加コメント |
◎ 盛町にした理由
三陸鉄道、BRT大船渡線が発着するのが盛駅であるという事。また、仙台、盛岡からの夜行バスが発着する場所。2点のことから公共交通で大船渡に初めて来る多くの人が盛駅を利用する。その盛駅がある場所が盛町である。また、公共交通機関がバス、BRTのみであり、インターンシップ中、徒歩での移動もあり、宿泊していた場所から徒歩で訪れる事が出来、簡単に散策することが出来たため。
◎ 盛町の魅力
滞在期間1か月の中で、約一週間で現地調査をしなくてはならなかったので、隠れた魅力まで探るのは困難でした。
しかし、実際に訪問してお話を聞くことで、地元の方のあたたかさを感じることができました。しかし、そこの部分は、掲載する事は出来ない分野だと思い、より身近に感じたお店を少し大きく取り上げるという形で掲載。
◎ 開業時間のお店のとりあげについて
盛駅に夜行バスが発着するので、発着時間までの時間の過ごし方の参考になれば良いと思い記載。
◎ 会員数増加とインバウンド
まず会員数に関してですが私自身、現地調査を行って、おおふなこポータルの認知度が全くないということを感じました。
そこで、少しでも地域に密着したサイトの存在を認知してもらえればと考えが過ごす中で変化しました。インバウンド誘致ではなく、もともとボランティアで多くの外国人が来ていることしり、そういった方々の役に立てられるもの、大船渡を楽しんでもらいたいと思い組み込みました。
二つの事柄で、振り返れば目指す視点が少し欲張りな気がしますが、企業の方と話あった決めたことであり、私が感じたことを社員さんに、ぶつけた結果です。
◎ 復興支援とマップの関連性
直接的な関連性がないように思いますが、ボランティアや今後インターンシップで訪れた人が手に取って、店に訪問すること、こんな場所があると知ってもらえることは大切だと考えています。
● 総評
実際に、1か月インターンシップに参加しなければ分からない事だと思いますが、実際に過ごすと、まさにあっという間です。一人で企画決定、現地調査、原稿作り、配布。配布までの行程を進めるのが手一杯な状況でした。その中で、もちろん、自身で配布、おおふなこポータル上での宣伝、地元のラジオ出演などPRも行いました。
WEB上に掲載する話も出たのですが、私が、マップを持って散策するのには紙がいいという意見を述べたこと、また、おおふなこポータル自体が、英語表記を全く行っていないので掲載するのをやめました。
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● 盛町周辺マップ表紙 インターシップの成果物 |
表裏
クリックすると、それぞれ拡大します |
● 盛町周辺マップ インターシップの成果物 |
クリックする拡大します |
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《 地図掲載のお店・施設・公園・交通 》 |
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『まちむら興し塾』&二次会 |
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左から、根岸さん、永井さん、宮林さん、吉田さん
長畑さん、伊籐さん、鈴木さん、飯田さん、樋口さん
今月はサプライズ、水戸からOB根岸さん、OG宮林さんが駆けつけ
てくれて、同じくOG長畑さん、東洋大学助教永井さん初参加新会員
に、半年ぶりの参加に鈴木さん、また、珍しく学生はコメンテーター
の吉田さん1人 とても賑やかに、笑顔いっぱいの勉強会でした。 |
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和やかに質問、アドバイスが飛び交いたのしい会となりました |
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パソコン持参で、熱き思いを披露する吉田さん |
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吉田さん |
2年前に卒業、一人前の社会人に
成長ぶりにはびっくり、宮林さん |
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伊籐さん |
にこにこと樋口さん |
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4年 清水さん |
4年 髙野さんさん |
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3年 朝山さん
9月からイギリス3ヶ月留学 |
笑顔がこぼれる3年吉田さん |
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初参加 東洋大学助教 永井さん |
2年前卒業、今や、JTB水戸支店で営業マンとしてバリバリ活躍中。
今日は勤務を終えて、水戸から駆けつけてくりました。 |
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東洋大学卒業性。初参加。
現在、JTBコミュニケーションデザインでコンベンションを担当長畑さん |
根岸さんと永井さん |
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二次会 |
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今日は何と勉強会出席者全員が参加者
左から、根岸さん、樋口さん、鈴木さん、永井さん、長坂
右億から、宮林さん、伊籐さん、吉田さん、飯田さん、長畑さん
意気投合!!!! 賑やかな飲み会
この席上、NPO法人ふれあいまちむら興し塾のOBG会設立を決定
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吉田さん、飯田さん、長畑さん
根岸さん |
宮林さん、伊籐さん、吉田さん |
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吉田さん、長畑さん、根岸さん |
樋口さん、鈴木さん、永井さん 、
長坂 |
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伊籐さん、吉田さん |
リラックス、話題も多彩、話しが弾む |
番外編 |
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